A「よっしゃあ! この駅とこの駅を繋げば高得点だあっ!」
B「お前の目的地、隣なんだけど・・・」


乗車券


むむむ・・・・・・
どうしたのよ、のっけから?
いや、普通、ボードゲームの魅力を紹介するなら
入手しやすい、モノポリーカタンから始めた方が
よろしいんじゃありませんの?
ふっ、甘いわね。
既に日本で流通しているゲームを今さら紹介しても
しょうがないじゃない。
その二つはまたいづれってことで。
・・・・・・単に管理人が
持ってないだけじゃありませんの?
ま、それはともかく、
世界ではどんなゲームが遊ばれてるのかを知ってもらうため
まずはこの『乗車券』を紹介しようってわけよ。
このゲームは2004年ドイツ年間ゲーム大賞で
みごと大賞を受賞した、
できたてのホヤホヤでございますわ。
ドイツ年間ゲーム大賞は、
世界のアナログゲームにとって最も有名な賞で、
ノミネートされただけでも最高の栄誉を得られるの。
つまりはボードゲームのアカデミー賞、
だから面白さはお墨付き、
ということですわ。
ルールは至って簡単、
乗車券カードを集めて、線路を繋いで。
得点を稼ぐだけ!
ただし、線路を繋ぐためには、
線路と同じ色の乗車券が線路と同じ数だけ必要ですわ。
例えば上の絵みたいに茶色の四本の線路をつなげるには、
茶色の乗車券が四枚必要ですわね。
そうやって繋げると得点がもらえるわ。
もちろん、線路の数が多い所ほど高得点。
その代わり一度繋がった線路は、
もう他の人は繋げないし、外すこともできない。
乗車券が足りない場合は、
山札から集めるんですけど、数が少ないから
適度に使わないと先にいい線路を取られてしまいますわ。
そうそう。最初に短いのばっか繋げてたら、
後半手札の色がバラバラで
長い線路をなかなか繋げられなくて、
逆転されちゃった人もいたしね〜
長い線路を確保するために、手札を温存するか?
それとも、他にとられる前に先に確保するか?
この駆け引きが、シンプルで面白いですわ!
それともうひとつ、
ゲーム開始時、各プレイヤーは『目的地カード』ってのを
渡されるのよ。
例えばニューヨーク⇔ダラス、とかね。
ゲーム終了時、もしその街同士が、
自分の線路で繋がっていれば、そのカードの得点が加算され、
場合によっては大逆転ですわよ!
ただーし!
もし繋がっていなければ、
その得点がマイナス点になってしまうの。
場合によってはトップから一気にビリ、なんてのも・・・
・・・・・・ありましたわね。管理人さん達のときも。
上位にいた人が、目的地を隣と駅と間違えて、
一気に・・・・・・
相手の目的地を見破って、先に線路を押さえて
邪魔してやる、という戦略もできるし。
相手の欲しそうな手札をわざと集めて、
使わないという戦略もありますわね、
ほーっほっほっ!
そして最終的に一番得点を稼いだ人の勝ち。
本当、とても簡単で面白いわよ〜
日本版は出てませんけど、
まだ新しいゲームですし、大賞作品ですから、
専門店に問い合わせれば、比較的入手は容易ですわ。
「ちょっとボードゲームやってみたいなぁ」
って人には是非オススメよ!
そんじゃまったね〜

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